
安心して残りの人生を楽しむために
少子高齢化が進む時代、「おひとり様」で老後を過ごす方は年々増加傾向にあります。
自分の人生の最期をどのように迎えるかは大きなテーマですね。
今回は、誰もが漠然と考える心配や不安を、少しでも取り除いておひとり様が安心して暮らしていけるための準備について考えていきたいと思います。
これからの時代背景を考えると、人口の減少を踏まえ、今までの常識も大きく変化せざるを得ないことでしょう。
なので、ここでは最低限やっておいた方がと思うものをあげてみます。
お金の管理
- 銀行口座、年金、保険の整理
- 信頼できる人へ、代理権を委ねる
- 任意後見制度や、家族信託の活用
あらかじめ、銀行口座は一つだけにしておいた方が管理は本当に楽です。
大事な年金関連や、入っている保険があれば、それらの書類は一つにまとめておきましょう!
万が一、自分が認知症になっても、わかるようにしておいた方が楽ですよね。
あまり考えたくないことですが、こればかりは、誰にもわからないことですからね(笑)
医療と介護の意思表示
- 先々に病気になってしまった時に、その先に延命治療を希望するかどうか?
- もしも、入院したり介護施設に入らなければならなくなった時に、連絡先を決めておく。(親戚や信頼できる人)誰も周りにいなかったら費用を払って外部委託先を決めておく。
葬儀やお墓の準備
- 生前契約を検討しておく。(葬儀社や、各自治体提供)
- お墓がないときは、樹木葬や合同墓地を考えておく。
今後の事を考えると、毎年の手数料のかからない永年供養ができるお墓を選ぶのが良いと思います。
私も、訳あって今年お墓を購入しました。少し遠いですが、近くに父母の眠る墓があり初期費用だけで永年手数料も必要ないので、子供達には負担もかからないかなと・・・
費用は全部で150万ほどでした。ちょっと出費でしたが、後々、慌てなくて済むかなと思い購入しました。最寄駅から直通で高速バスも出ているので決めました。
デジタル終活
- SNSやメール、ネット銀行、ネット証券、様々なアカウントの整理など
- パスワード管理
エンデイングノートの活用
おひとり様にとってエンディングノートは、欠かせないアイテムです。
書いておくべきことは?
- 医療、介護の希望
- 財産、保険の情報
- 葬儀やお墓の希望
- 大切な人へのメッセージ
書き残すことで、自分の想いを形にでき、周囲の人も安心して行動できます。
信頼できるサポートを見つける
- 行政(市区町村)の高齢者支援制度
- 弁護士、司法書士などの専門家
- 終活アドバイザーや地域の終活相談窓口
一人で抱え込まずに、第三者にサポートをお願いすことも大切ですね。
今後の時代背景としては、今までになかったようなサポート事業も出てきそうですね。
まとめ
おひとり様に限らず終活は、「自分の人生を安心して終えるための準備」です。
早めに元気なうちに始めることで、老いへの不安を減らし、自分らしい人生を楽しみながら、自分らしい最期を選べます。
まずは、思いつくことからノートに書き始めてみたらいかがでしょうか?
今までの私自身の経験から、身近で亡くなった人はあまりにも突然な最期だったのでエンデイングノートを書いてた人は誰もいません。
それを思った時に、本当に予測不可能なことが多すぎて、出来ることならば周りに迷惑をかけたくないし、早めにある程度の整理をしておくのに越したことはないって毎日考えています。
それなのに、整理しても、整理しても片付けることが多すぎて、毎日明日にしようなんて持ち越しています。
ふと、何のために生きてる?なんて疑問も湧いてきますが、できる限りミニマムにして人生を楽しみたい!
残された人にお手間をかけたくない!
多分、今までの経験値がそんな切実な想いを巡らせるのかな?
おひとり様って少なからず不安もたくさんですよね?
突然に亡くなってしまった別れた元夫も、病気のことを誰にも言わず、身内にも連絡しておらず、本当に不安だっただろうになぁと心境を考えると、涙が溢れてきます。