今まで、生きてきた中において、多分圧倒的に結婚式より、葬儀参列の経験の方が多いのではないでしょうか?
最近はコロナ禍を過ぎてから、かなり今までの形態が変化してきてますね。
葬儀に関わらず、様々なことが形や、思考を変えてきています。
時代の大きな転換期のような気もします。
最近の主流は?
街中で最近多く見かけるのは、コンパクトな家族葬むけのセレモニー会場。
次々と、建設されているのをよく見かけるようになりました。
これも、少子高齢化の一端なのでしょうか?
コロナ前後の違い
父や、母が亡くなった時は、市の大きな火葬場と式が同時にできる斎場を使いました。
コロナ前だったので、たくさんの人や、親戚、会社関係の人達に来て頂き割と盛大なお葬式でした。
通夜式と、次の日は葬儀、火葬という当時は一般的なものでした。
花祭壇や、通夜振る舞いの食事、火葬時の懐石など金額もそれなりに数百万単位だったかと
記憶しています。
コロナ禍を経て、最近の主流は、家族葬がかなりを占めていて、今までの形式と大きく変化しています。
背景には、近所付き合いの減少や、感染リスクを抑えた食事提供も少なくなり、家族親戚のみの小さなセレモニーが主流となっているようです。
実際に、妹の葬儀も、家族と兄弟、少しの友人で1日のみのでした。たくさんのハワイの花に囲まれた妹らしいセレモニーでした。
それから、1年半後に亡くなった元主人は、亡くなってから1ヶ月ほど経過していましたので、火葬式のみで、質素に家族のみで送りました。
互助会ってなに?
母は、互助会に、かなり昔から掛け金を積み立てていたようです。
私たち兄弟の結婚式のために、昔から入っていたようです。
でも、結局誰もそれを使わずに結婚式をあげているため、長く証券だけ持っていました
デジタル化していない時代の物なので、ボロボロになった封筒に何枚かの証券。
現在の貨幣価値とは全く違う、毎月の積立が500円という額で20万円くらいありました。
当時の額に換算すると、多分200万円くらいになるのでしょうか?
半分は、長男の成人式の前撮り写真費用として使いました。残り半分は、手数料半分位引かれて解約しました。
現在でも、様々な互助会が存在していますが、会員になる事によって、月々の積立などにより冠婚葬祭時に、系列の結婚式場や葬儀用の会場を通常より安く借りれるといったコースプランを紹介しています。
最近だと、チラシ広告などにより、葬儀前撮り撮影会や、プラン相談会などで集客して会員を集めているのを見かけます。
人生なんて、突然どうなるかの予測なんて誰も出来ないので、確かに、事前準備やある程度はわかっていた方が良いかもしれないですね。
でも、心情的には、葬儀の事前準備は多くの方にとっては難しいのでは?と思います。
打ち合わせにおいて、やはり悲しみと動揺の中、手配を次から次へとしなくてはならず、まして経験もなく、言われるがままに行うパターンがほとんどのケースではないかと思います。
飾る遺影にしても、結構選ぶのが大変でした。
先に、自分で選んでおいた方が良いかもですね。デジタルデーターでも生写真でもどちらでもいけます。
昔、互助会のアルバイトを少ししたことがあったので、ある程度の手配はわかりますが、それでも、元主人が亡くなった時は、あまりにも突然で、たくさんの葬儀社から探さなくてはならないので大変でした。
しかも、旅行中の連絡でしたので驚きとショックで、気が重たい旅行でした。
はじめに、遺体搬送を急ぎで手配しないとならなかったので、葬儀社を急いで検索したのですが、パンフレットを先に郵送してもらうと5万円引とかって多くありました。
大きいなって考えながら、そんな余裕もないですからね、適当に電話して決めました。
葬儀のアルバイト経験があったので、最低限の見積もりをしてもらいましたが、それでも終わってみたら、HPにあるような金額では収まらず、➕15万円くらいでした。
やっぱり、色々と追加料金ありましたね。考える暇もなく決めないといけませんからね。
やっぱり、自分の希望は、ある程度伝えておいた方が賢明かと思います。
私自身は、本当に質素で十分だと思ってますが、社会的立場や、年齢などによってかなり形態も変わってくるのでしょう。
時代の変化によって、これからもセレモニーの形は変化を続けるのではないでしょうか?
人ってこんなことを思う?
15年くらい前、化粧品アドバイザーの仕事をしていた時に、都内百貨店で出会ったご婦人を思い出しました。
年代は、70代で小綺麗にされていた方でした。
なぜ、自分が一生懸命、肌のお手入れをされるのか教えてくれました。
本当かどうかわかりませんが、葬儀の時にみんなに顔を見られるので、その時のためにお手入れと、サプリメントも使っているとのことでした。
当時、とてもびっくりしたのと、初めてそんな話を伺ったのでずっと印象に残っていました。
今では、なるほどと納得できます。
最後のお別れの時に、たくさんの人にお顔を見られますからね。
自分の身になったらイヤだなあと考えてしまいます。
まとめ
自由に、自分の最後は好きにやりましょう!
形式にとらわれず、自分のためだけだったら、やりたいようにすれば良いと思います!
今は、そんな時代だから家族に大変な思いをさせなければ盛大であろうと、質素であろうとそれほど大したことはありません。
だって、次の生のための出発であり、充電期間を経て、また縁する人たちの所へ戻って来れると信じています。
だから終活ではなく、来活ですね(笑)
